「2018年度 第1回プログラム研修会」が行われました

富山福祉短期大学では、臨床美術士の方を対象にプログラム研修会を実施しています。参加者は、実際に1つの参考作品を製作することができ、取り上げられる全てのプログラムのライセンスが給付されます。臨床美術士としてのスキルを磨く機会としていただいています。
2018年度の第1回目が4月21日(土)午前に実施されました。 今回は、その様子をご紹介します。

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第1回は、オイルパステルプログラム研修会No.1-6≪フェリシモシリーズ≫で、2014年からフェリシモで発売している目覚めるお絵描きプログラムのために開発したア―トプログラムです。
今回は25名の臨床美術士の方が参加されました。

【研修内容】
No.1「プリってぃ ピーマン」
No.2「まる・さんかく・しかく」
No.3「カラフルパズル」
No.4「きらきらきらめくレモン」
No.5「水のながれ」※参考作品制作
No.6「りん・リン・林檎」
【講師】  北澤 晃

まず、受講者の方々の自己紹介を行いました。ほとんどの方が富山県内からの参加でしたが、中には石川県や新潟県からの参加者もいらっしゃいました。
早速、参考作品「水のながれ」の制作にかかります。まず、全員で水の流れる音に耳を傾けました。気持ちを落ち着けて、音に聞き入ります。そして、水の音を想起しながら、ケント紙に線を引き、はさみで切っていきます。

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出来あがったパーツから3枚ほど選び、今度はマーメイドボードに貼っていきます。うすピンクのマーメイドボードには、水の流れのようケント紙が並びます。

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ケント紙を貼りつけたマーメイドボードに、オイルパステルで色を重ねます。みなさんは、自分が水のながれになったつもりで線を重ねていきました。流れ去る水の流れを、さまざまな色で表現します。指の腹でかいたり、塗り込んだりと、思い思いにオイルパステルで描き込みをしていきます。

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水のながれだけでなく、渦や水しぶきも描き加えます。
北澤先生からは、プログラムの読み取りや、実際の現場を想定してのアドバイスがありました。

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完成した作品は、ながれる水のようにホワイトボードに貼りだします。みなさんの作品が繋がり、大きな水のながれが完成しました。

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また、その他のプログラムについても、ポイント解説と質疑応答がありました。
現場ですぐに実践できそうなプログラムが多く受講者の皆さんからも「さっそくやってみよう」という声が聞かれました。
参加された方の感想をご紹介します。
・素材のおもしろさを感じることの大切さがわかった。短時間でできるプログラムがよかった。
・すぐに実施してみたいプログラムばかりでした。素材感との向き合い、アフォーダンスが臨床美術の魅力の一つであるし、そこから広がる表現の可能性を大事にしたいと思いました。
・新しい発送のプログラムで、全てやってみたいと思いました。
・オイルパステルを使うプログラムなので、手軽にできる感があり、取り組みやすいと思います。
・プログラムのおさえどころ、臨床美術士としての考えるべきこと等、刺激的に研修できました。
・セッションをする際の注意事項やアドバイス満載でわかりやすかった。
次回のプログラム研修会は、6月10日に行います。
臨床美術士のみなさんは、スキルアップの機会としてぜひご参加ください!

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