平成28年度 「第1回 地域いきいき・臨床美術セミナー」を開催しました

日時:平成28年6月4日(土)14:00~16:00
会場: 富山県総合情報センター
講師: 富山福祉短期大学 学長 北澤 晃
内容: 脳を活性化する臨床美術の考え方(30分)
臨床美術体験(80分)
~簡単で楽しい抽象画を描きましょう「線と色の抽象画」~
参加者: 36名
参加費:無料

平成28年6月4日(土) 富山県総合情報センターにて、富山福祉短期大学「第1回 地域いきいき・臨床美術セミナー」を開催しました。

富山福祉短期大学主催 富山県ひとづくり財団助成事業として開催された臨床美術セミナーには36名の方が参加されました。
例年好評をいただいている臨床美術セミナーは今年度も2会場で実施され、第1回は富山市で行われました。
最初に臨床美術を取り入れた介護予防事業例の紹介DVDを鑑賞し、続いて北澤晃学長による「脳を活性化する臨床美術の考え方」のお話があり、その後 臨床美術を体験していただきました。

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臨床美術体験では太鼓の音を聞いて、そのリズムに合わせて両手で膝を叩き太鼓のリズムをとります。次に机を叩いて身体全体で音を感じます。「ドンドンドン、ドンドン、ドドドン」会場中に音が響き渡ります。次に感じた音をバチで太鼓を叩くようにオイルパステルで黒い紙にリズムをきざんでいきます。「トントントン、トトントン、トトトン、トン」音は大きく強く、また小さく細かくきざまれます。その音を点で、線で、そして指でのばして表現していきます。完成した作品はそれぞれ感じた音が個性豊かに表現されていました。

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もう一つの作品は抽象画です。麻紐を画用紙の上にいくつか形を作るように置き、その紐の上にシールを貼ります。青のオイルパステルで紐のある所をなぞると紐の形、模様が浮かび上がってきます。次に囲まれて出来た形の中に色を塗っていきます。シールを貼った所はツルツルとしてオイルパステルの色もぐっと入っていきます。画用紙の所はざらざらとした質感が出て、画面の変化が楽しめます。色を重ねた後、割り箸ペンでスクラッチすると、下に塗った色が再び現れ、また新しい表情が生れます。サインを入れてベビーパウダーを振りかけティッシュで擦り、台紙に貼って完成です。最後に作品を並べて鑑賞会を行いました。どの作品も個性に溢れ、世界に一つだけの素敵な作品が完成しました。

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Facebookにて【きときとアート塾】を公開しております。→ こちらから

~「第2回地域いきいき・臨床美術セミナー」のお知らせ~
日時:平成28年10月1日(土)14:00~16:00
会場: 砺波市文化会館
講師: 富山福祉短期大学 学長 北澤 晃
内容: 脳を活性化する臨床美術の考え方(30分)
臨床美術体験(80分)
~簡単で楽しい抽象画を描きましょう「線と色の抽象画」~
定員: 各会場50名
参加費:無料

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※本セミナーは、富山県ひとづくり財団の助成事業です。
※第1回と第2回は同じ内容となっております。どちらか一方のお日にちにご参加ください。
※本セミナーは、日本臨床美術協会が認定する臨床美術士資格更新単位認定の対象講座です。臨床美術士の方は、単位集積記録表をご持参いただき、受付にてお申し出ください。

「臨床美術」とは
独自のアートプログラムにそって創作活動をすることにより脳機能が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発されました。
介護予防事業など認知症の予防・子どもの創造性の育成、発達の助長・社会人向けのメンタルヘルスケア など、多方面で採用されてり、現在、高岡市・射水市では、地域包括支援センター16施設において臨床美術を取り入れています。

是非ご参加ください!
お申込は富山福祉短期大学HPから

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