2022年度 第2回試作会「線刻画の絵皿(カレイの干物)」
2022年11月16日19:00〜 富山福祉短期大学造形室
参加:対面10名/オンライン3名/運営委員スタッフ3名
でびらカレイはカレイか?ヒラメか?
海の底、砂の中で隠れんぼ。
初めて手にするモチーフ。導入の投げかけにより視点が共有され、それがより広がる感覚をあじわいました。
はじめは干物特有の匂いが気になりましたが、見て触って、モチーフとの距離が近づいてくるとだんだんと和らいでいきます。じっくり見て感じて手が動く。手が動くと、もっと見たくなる。感じる。静かな集中の時間の中で制作が進んでいきます。
会としてはじめて対面とオンラインを並行して行うハイブリッド形式で実施しました。対面で直に感じる空気感は何にも変えがたいものがあります。一方でオンラインならば会場に足を運ぶことが難しい方にも参加していただくことが可能になるよさがありますね。今回は新潟からも参加していただきました。
プログラムの選定や材料の送付方法など運営委員会でもいろいろな学びがありました。より前向きに活動していくために経験を積んでいきたいと思います。
今後も試作会を通して共に学び合い考えるきっかけにしていきます。来年度も会員の皆さまの参加をお待ちしています。
ー参加者感想ー
・いろんな線、模様がどんどん見えてきました。
・線を刻む音だけが響き、この時間が神秘的に感じられました。
・プログラムを見ただけでは解らなかった面白さを感じることができました。
・砂に隠れたカレイが姿を現していく…なるほどと思いました。
・とても集中してあっという間に時間が過ぎました。
・どうやって?という疑問が、試作会に参加してすこし解消しました。
・干物ならではの歪みや線の面白さを感じて描きました。
・プログラムの面白さをじっくりと味わいました。
・導入の提案に感心しながら描きました。
・比較的少ない材料ですが、とても集中し充実感を味わえるプログラムでした。
・導入による可能性を感じました。参加者の皆さんにどう伝え、味わってもらうかをまたじっくり考えていきたいです。
・材料の性質などにより、送付の方法を考えていくことも大切。